特定健診・特定保健指導
特定健診・特定保健指導とは
生活習慣病を予防するために、その大きな要因である内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目し、該当者及び予備群を減少させることを目的として実施しています。
対象者
- 特定健診
40~74歳までの国保加入者。(対象者には、健診案内・受診票を郵送します)
※この健診は、加入している医療保険者が実施するものです。 - 特定保健指導
特定健診結果により、健康の保持に努める必要がある方に対し、生活習慣病を予防するための取り組みをサポートします。
特定健診の方法
集団健診と指定医療機関による個別健診(集団健診を受診できなかった方や、指定医療機関での受診を希望する場合)により行います。
※集団健診は大和町総合健診と同時に実施しています。
特定健診の時期
集団健診は5~6月に実施。個別健診は8~9月までに受診していただきます。
特定健診の健診料
無料
特定健診の内容
特定健診では、内臓脂肪の蓄積状況を見るために、腹囲を計測されるなど、メタボリックシンドロームが強く疑われる人や予備群の減少をめざして、保健指導を必要とする人を的確に抽出するための健診項目が導入されます。
基本的健診項目(すべての対象者が受診します)
問診 | 生活習慣の傾向や服薬の有無などを調べるために、受診票を使って医師や看護師などが面接を行います。 |
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身体測定 | 肥満度を算出するために、身長、体重を測定したり、内臓脂肪の蓄積の程度をみるために腹囲を測ります。 |
理学的検査 | 身体診察のために、医師が胸部聴診や腹部触診などを行います。 |
血圧測定 | 心臓や脳血管疾患の重大な危険因子となる高血圧症を調べるために血圧を測定します。 |
血中脂質検査 | 脂質異常症を見つけるために、血清中に含まれる中性脂肪の量やHdlとLdlコレステロール量を測定します。 |
肝機能検査 | 肝炎などの肝障害を見つけるために、血清中に含まれるAst(Got)、ALT(Gpt)、γ-Gt(γ―Gtp)量を測定します。 |
血糖検査 | 糖尿病を見つけるために、血中のブドウ糖と結合したヘモグロビン(Hbalc)を測定します。 |
尿検査 | 糖尿病や腎障害を見つけるために、尿中のブドウ糖やタンパクの量を測定します。 |
詳細健診項目(医師が必要と判断した場合に選択的に受診)
心電図検査 | 心筋梗塞などの心機能の異常を見つけるために、心筋収縮時に発生する電流を記録します。 |
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眼底検査 | 緑内障や全身の動脈硬化の程度を知るために、目の奥にある網膜の毛細血管の状態を観察します。 |
貧血検査 | 貧血を見つけるために、血液中に含まれる赤血球数、血色素量などを測定します。 |
特定健診の受診後
健診結果通知と情報提供が行われます。健診結果(生活習慣病のリスク)に応じてグループ分けされ、保健指導のレベル(動機づけ支援・積極的支援)が設定されます。
動機づけ支援… | メタボリックシンドロームを予防するための生活習慣改善に取り組めるよう保健指導を行います。 |
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積極的支援… | メタボリックシンドロームを解消するための生活習慣改善に取り組めるよう6ヶ月以上の定期的・継続的なサポートを行います。 |
健診結果からのグループ分け
腹囲 | 追加リスク | (4)喫煙歴 | 対象 | |
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(1)血糖(2)脂質(3)血圧 | 40~64歳 | 65~74歳 | ||
≧85cm(男性) ≧90cm(女性) | 2つ以上 | --- | 積極的支援 | 動機付け支援 |
1つ該当 | あり | |||
なし | 動機付け支援 | |||
該当しない | --- | 情報提供 | ||
上記以外で BMI≧25 | 3つ該当 | --- | 積極的支援 | 動機付け支援 |
2つ該当 | あり | |||
なし | 動機付け支援 | |||
1つ該当 | --- | |||
該当しない | --- | 情報提供 |
BMIとは:ボディマス指数といい肥満度をチェックするものです。
計算方法は、体重(Kg)÷(身長(m)×身長(m))
例えば、身長175cmで体重80Kgの人であれば、80÷(1.75×1.75)=26.122
マイナンバーカードによる特定健診結果の閲覧
マイナンバーカードの健康保険証利用を申し込まれた方は、令和2年度以降の健診結果をマイナポータルで閲覧できるようになりました。
詳しくは、以下のホームページをご覧ください。
・デジタル庁「マイナポータル」<外部リンク>
・厚生労働省ホームページ「マイナンバーカードの保険証利用について」<外部リンク>
オンライン資格確認等システムによる特定健康診査情報提供の提供について
令和3年10月から、オンライン資格確認等システムを活用した特定健診等データの保険者間の引継ぎが開始されました。これにより、大和町国民健康保険に加入する前に受けた特定健診結果等を踏まえ、適切に保健指導等を実施することができるようになりました。引継ぎの対象となるデータは、令和2年度以降に実施し登録された過去5年間分の健診情報です。なお、保険者間の引継ぎを希望しない場合は、不同意申請書に必要事項を記入のうえ、健康推進課健康推進係あてに郵送するか、窓口に持参してください。
不同意申請により提供されない情報項目について
特定健診情報には以下の項目があり、申請によりその全てが旧保険者から大和町国民健康保険に提供されません。
特定健診受診年月日、特定健診情報(身長、体重、腹囲、血圧、尿検査・血液検査結果等)
不同意申請による注意事項について
今後、大和町国民健康保険から別の健康保険へ加入した場合、新しく加入した健康保険において、加入者が過去に加入していた保険者の保有する特定健診情報を閲覧できないようにするために、システム上の設定が再度必要となることから、新しく加入した健康保険に対して不同意申請書を再度提出する必要があります。
令和5年度大和町国民健康保険の特定健康診査追加実施について
日付 | 令和5年7月22日(土) |
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受付 | 午前8時30分〜午前11時 |
会場 | ひだまりの丘 |
持ち物 | 受診票、大和町国民健康保険証、尿検査容器 |
注意事項 | (1)マスクの着用(布マスク可)をお願いします。 (2)結核・肺がん健診、肺がん(喀痰)健診、前立腺がん検診、肝炎ウイルス健診、骨粗しょう症健診、大腸がん健診は実施いたしません。 (3)健診会場内では、マスクの着用についてご協力ください。 (4)健診当日、風邪症状・発熱等の症状がある方は受診をご遠慮ください。 (5)健診会場では受付の際に、体温測定などの体調確認を実施します。当日の状況によっては個別での対応をさせていただく場合がありますので、ご了承ください。
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