3.玉ケ池「まほろば百選~未来への伝言~」
3.玉ケ池【吉田地区】
玉ケ池には、その北側に屋敷跡(地頭屋敷)があったと伝えられています。この池には七ツ森(鎌倉山)から
こんこんと湧き出る清水が流入し、かんばつの際でも絶えることがないといわれており、昔から付近一帯の水田を
潤し恵みの「神水」として信仰の対象となっていたと考えられています。
伝説によれば、坂上田村麻呂将軍が七ツ森で狩りをした折、この土地(悪田地区)の長者の娘・悪玉姫を見そめて
愛妻にしたとあります。悪玉姫は、毎日玉ケ池の清水を飲み、この水で顔を洗ったために、稀代の美女になったと伝え
られています。伊達氏もこの水を愛用し、民衆にとってはまさに「霊水」であったと考えられています。