7.天祥山保福寺「まほろば百選~未来への伝言~」
7.天祥山保福寺【吉田地区】
保福寺は、吉岡領主奥山常辰が菩提所として開基しました。本堂は天保11年に焼失、再建され現在に至っています。
山門の天祥山なる横額は瑞巌寺の高僧夢庵の筆によるものであり、山門は奥山氏創立当時からのもので薬医門と称され、
県下でも極めて優れたものとされています。また、但木土佐(仙台藩幕末の筆頭家老、明治政府によって斬首)が書きしるした
辞世の扇子が所蔵されています。
本堂玄関は但木土佐邸玄関を移築しています。
但木土佐肖像と伝える油絵や伊達慶邦公弔意の和歌を寺宝としており、本堂脇に勝海舟揮毫・貴族院議員富田鉄之撰文の
但木土佐成行招魂碑や山の神神社(吉田一ノ坂)より移した芭蕉の句碑(裏面:軽便鉄道開通記念碑)があります。