37.白翁瀧不動明王「まほろば百選~未来への伝言~」
37.白翁瀧不動明王【鶴巣地区】
小鶴沢大沢にお堂があり、その中に不動明王が童子を従えて立っています。製作年は不詳ですが、名だたる仏師の作と
思われる史跡です。
お堂の脇には小さな瀧があり、流れる水は細い糸のようですが、どんな日照りの年も涸れたことはないと言われています。
また、この水で目を洗うと治るといわれ、たくさんの人がお参りに訪れています。
瀧の下には、50cmほどの石造りの不動明王像が瀧の水にうたれるようにひっそりと立っており、厳冬にできるつららは
一見の価値ありです。幽邃な老杉に囲まれた白翁瀧不動明王は、火災予防の神様としても参詣の絶えない神社となって
います。
(令和元年の台風による土砂災害により、現在は喪失しています。)