みんなで防ごう土砂災害

更新日:2024年03月01日

 全国各地で、台風や短時間での集中豪雨により土砂災害が頻発しております。

 いつ、どこで起こるか分からない土砂災害から身を守るため、どこを通って、どこに避難するのか。

 また、どのタイミングで避難するのかなど、日ごろから家族や地域の皆さんで考え、土砂災害に備えることが大切です。

町内の土砂災害危険箇所について

 近年、時間雨量で100ミリを超えるような豪雨が、全国で頻発している状況です。

 これに伴い、水害はもちろん土砂災害も多発しており、最近では8月20日に発生した広島市における、大規模土砂災害が記憶に新しいところです。

 このことにより、住民の防災意識や危機意識を向上させることを目的に、土砂災害危険箇所等の情報を緊急周知するよう、国から通知がありました。

 全国の土砂災害危険箇所は約53万箇所と言われており、このうち警戒区域に指定されているのは約35万箇所となっています。

 大和町においても、地域防災計画において土砂災害危険箇所を指定していますが、その箇所数は「土石流危険箇所」が54箇所、「地すべり危険箇所」6箇所、「急傾斜崩壊危険箇所」132箇所の計192箇所となっています。
なお、これまで大和町においては土砂災害警戒区域の指定はありませんでしたが、平成26年3月24日付け宮城県告示第234号で、3箇所が指定されました。

 町内192箇所の危険箇所については下記PDFのとおりですので、皆さんの住居が危険区域に入っているか再確認してください。

 また、毎戸配布しておりました「大和町防災ハザードマップ」の中に、土砂災害危険箇所を明記していますが、紛失したり配布されていない世帯については下記アドレスでご確認ください。

危険箇所・避難場所

下記PDF参照

指定された警戒区域

 警戒区域に指定された箇所は急傾斜崩壊危険箇所で、「蔵下」「下町」「前沢」の3箇所となっています。

避難勧告等の情報伝達

 避難勧告や避難指示等については、防災無線、緊急速報メール、大和町メール配信サービス、大和町ツイッター(Twitter)による情報発信、広報車等でお知らせします。

避難行動

 土砂災害に係る避難勧告や避難指示等が発令された場合は、避難場所等への避難が原則ですが、避難場所等への避難ができないような状況の場合は、上階へ避難するような行動をとってください。

土砂災害から身を守るために知っておきたい3つのポイント

(1)住んでいる場所が「土砂災害危険箇所」かどうか確認する

 土砂災害発生のおそれのある地区は「土砂災害危険箇所」とされています。普段から自分の家が土砂災害危険箇所にあるかどうか確認しましょう。

 ※ただし、土砂災害危険箇所でなくても、付近に「がけ地」や「小さな沢」などがあれば注意しましょう。

(2)雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意する

 雨が降り出したら、「土砂災害警戒情報」に注意しましょう。土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。

 気象庁ホームページや宮城県のホームページで確認できるほか、テレビやラジオの気象情報でも発表されます。日頃から気象情報に気をつけるようにしましょう。

(3)土砂災害警戒情報が発表されたら早めに避難する

 お住まいの地域に土砂災害警戒情報が発表されたら、早めに近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。また、強い雨や長雨のときなどは、防災行政無線や広報車による呼びかけにも注意してください。

 お年寄りや障害のある人など避難に時間がかかる人は、移動時間を考えて早めに避難することが大事です。

 また、土砂災害の多くは木造の1階で被災しています。どうしても避難場所への避難が困難なときは、次善の策として、近くの頑丈な建物の2階以上に緊急避難するか、それも難しい場合は家の中でより安全な場所(がけから離れた部屋や2階など)に避難しましょう。

土砂災害の前兆現象にも注意

 土砂災害には、「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つの種類があり、これらが発生するときには、何らかの前兆現象が現われることがあります。下に挙げたものは主な前兆現象です。

 こうした前兆現象に気づいたら、周囲の人にも知らせ、いち早く安全な場所に避難することが大事です。

土砂災害の種類詳細
土砂災害の種類 がけ崩れ 地すべり 土石流
特徴 斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然、崩れ落ちる現象。崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。 斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。土塊の移動量が大きいため甚大な被害が発生。 山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象です。時速20~40キロメートルという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。
主な前兆現象
  • がけにひび割れができる
  • 小石がパラパラと落ちてくる
  • がけから水が湧き出る
  • 湧き水が止まる・濁る
  • 地鳴りがする
  • 地面がひび割れ
  • 陥没
  • がけや斜面から水が噴き出す
  • 井戸や沢の水が濁る
  • 地鳴り
  • 山鳴りがする
  • 樹木が傾く
  • 亀裂や段差が発生
  • 山鳴りがする
  • 急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
  • 腐った土の匂いがする
  • 降雨が続くのに川の水位が下がる
  • 立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる

 町では、洪水ハザードマップの中に土砂災害危険箇所を記載しておりますので、事前に家の近くに危ないところがないか。
 また、避難場所までの道順を調べておきましょう。

お問合せ先

  • 大和町役場 都市建設課 022-345-7502
  • 宮城県仙台土木事務所 河川部 河川砂防第三班 022-297-4154

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 危機対策室
〒981-3680
宮城県黒川郡大和町吉岡まほろば一丁目1番地の1
電話番号:022-345-1112
ファックス番号:022-345-4852
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