たいわデイズ　ものがたりは日常で生まれる　　　－令和7年6月号

梵天（ぼんでん）を奪い合う

　5月1日（木曜日）に宮城県の無形民俗文化財「船形山神社の梵天ばやい」が行われ、約60人が集まりました。
　正午からの例祭では、東北最古といわれている金銅菩薩立像である「御神体」が開帳されました。そして、豊作祈願の後、長さ2mほどの青竹の先に紙垂（しで）を付けた「梵天」を宮司が投げ、参加者で奪い合う「梵天ばやい」が行われました。
　勝ち取った梵天は小さく切り分け、田んぼの水口に立てると豊作になるといわれています。

新緑の登山道に登って

　5月8日（木曜日）に大森山薬師如来大祭が開催され、約30人の参加者が山開きされた笹倉（大森）山の山頂を目指しました。
　登山口で無病息災祈願の祈祷を行った後、初夏の登山道を歩み、1時間ほどかけて山頂へ登りました。国見崎展望台では、自然の中で昼食を楽しむ参加者の笑顔が溢れていました。
　当日は晴天に恵まれ、展望台では大和町の自然豊かな風景が広がり、参加者は口々にその感動を話し合っていました。

詐欺被害にご注意を

　4月15日（火曜日）に特殊詐欺被害防止キャンペーンを七十七銀行吉岡支店前で行いました。
　当日は、警察署員や役場職員がチラシやポケットティッシュを配布しながら、特殊詐欺による被害の注意喚起を行いました。また、特殊詐欺の手段として悪用されることが多い、海外からの不審電話をブロックするための案内も行いました。
　声掛けを受けた方々は、不審な電話番号への警戒心を新たにし、防犯意識が一層高まった様子でした。

年に一度の大切な接種

　4月23日（水曜日）～26日（土曜日）に狂犬病予防接種を町内各地の18会場で行いました。
　狂犬病は発症すると極めて高い致死率を持つ感染症であり、飼い主の責任として毎年の予防接種が義務づけられています。そのため、町でも毎年4月に集団予防接種を実施しており、期間中は合計で587頭の飼い犬が予防接種を受けました。
　狂犬病予防は、愛犬の命を守ることはもちろん、地域全体の安全にもつながります。必ず、毎年の予防接種を受けるよう心がけましょう。

彫刻家 佐藤忠良を知る

　5月18日（日曜日）にまほろばホールで「移動美術館 佐藤忠良展」のオープニングセレモニーとギャラリー・トークを行いました。
　当日は、宮城県美術館の土生（はぶ）和彦学芸員による作品解説が行われ、来場者は彫刻家、佐藤忠良の作品に込められた魅力や創作の背景について理解を深める貴重な機会となりました。
　会場では熱心に話を聞く参加者の姿が見られ「作品への見方が変わり、展示をより深く楽しめることができました」といった感想が寄せられました。

みんなで田植えを体験

　5月10日（土曜日）に落合地区松坂で田植えイベント 「みんなでファーム」が開催されました。
　このイベントは異業種・異文化交流のために、落合地区松坂の株式会社エムエスファームが開催したもので、株式会社ワイ・デー・ケーのグローバル人材を含む社員とその家族や、地元農家などの約40人が参加しました。
　参加加したグローバル人材は「農家さんはお米を作るために大変な思いをしていると思うので、その気持ちを大切にしたいです」と話しました。

祝100歳！ 浅野はなよさん

　5月5日（月曜日）に吉田地区の浅野はなよさんが満100歳を迎え、家族と長寿を祝いました。
　はなよさんは、7人兄弟の3番目として鶴巣で生まれ、子3人、孫10人、ひ孫18人の家族に恵まれました。はなよさんは料理が上手で、その味は家族にとっても思い出深いそうです。また、手芸が趣味で、現在は折り紙と塗り絵を楽しんでいます。
　ご家族は「ゆっくりと時間を過ごし、色々な人に元気と笑いを与えてほしいです」とメッセージをおくりました。