船形山神社

更新日:2024年03月01日

郵便番号

981-3625

所在地

宮城県黒川郡大和町吉田字升沢108番地

施設情報

船形山神社2船形山神社1

赤い鳥居と黒い石碑の奥に紅白の布を下げた建物がある写真
赤い屋根の小さな神社の中に座っている人と外で立っている人の写真

 吉田升沢にある保食神で、明治32年までは船形神社と称していました。

 毎年5月1日に例祭が行われます。ご神体は、金銅菩薩立像で東北最古級の渡来仏と推定されています。

【宮城県指定無形民俗文化財】 船形山神社の梵天ばやい

平成8年12月25日指定

 梵天ばやいは、船形山神社の例祭(5月1日)に行われる神事の一つです。

 祭りの日、氏子は長さ約2メートルの太い竹に紙垂(かみしで)をつけた「梵天」を奉納します。正午頃より神事が始まり、神官は秘密の場所(奥の院)に安置してあるご神体(金銅菩薩立像)を神社に迎えて公開(ご開帳)し、氏子はご神体の湿り具合を見て、その年の農作物の作柄を占います。

 その後、神官が梵天を投げると、これを氏子が激しく奪い合い(ばやい)ます。地面に直立させた時、一番根本を持った者が勝ちで、授かった梵天の竹を小割にして紙垂を挟み、苗代の水口に立てると豊作になると伝えられています。

 梵天は神が乗り移る物であるので、この祭りは「山の神が春に里へ降りて田の神になる」御山降しという郷土の信仰を直接表しています。

男性4人が紙垂を付けた棒を持っている写真

梵天を奪い合う氏子たち

地図

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