第二十七回原阿佐緒賞受賞作品
原阿佐緒賞受賞作品一覧のページです。
本ページでは、最新回は全受賞作品、過去回は一般の部「原阿佐緒賞」受賞作品をご紹介します。
「第二十七回原阿佐緒賞」全受賞作品
宮城県大和町宮床出身の女流歌人「原阿佐緒」にちなみ創設された「原阿佐緒賞」が、今回で第二十七回目を迎えました。
全国の皆さんから、一般の部479名から930首、青少年の部3,309名から4,876首の応募があり、選考の結果、次の作品が選ばれました。
選者は秋山 佐和子 氏、皆川 二郎 氏、菊池 孝彦 氏です。
一般の部
| 賞 |
歌 |
お住まい |
氏名 |
|---|---|---|---|
| 原阿佐緒賞 |
見つかりしきみの欠片を骨壷に そっと入れればことり囁く |
宮城県石巻市 |
大林 幸一郎 |
| 優秀賞 |
空席に望郷といふ思ひ乗せ 下り「こまち」は東京を発つ |
宮城県黒川郡大和町 |
菊地 敬宗 |
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緋色の空にドラクロアの雲占むるままに
阿佐緒の里を夜に誘へり |
宮城県仙台市 | 遠藤 和暢 | |
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若者らみな都へと出てゆきぬ あとに残るは夜々の木枯 |
宮城県仙台市 | 大江 洋太郎 | |
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雲間より朝のひかりの志津川湾 ひとすじの道水面に走る |
宮城県仙台市 | 庄司 千鶴 | |
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おだやかな日常にふとよみがえる 十五年前の灯りのない夜 |
宮城県仙台市 | 鈴木 里美 |
青少年の部
| 賞 | 歌 |
学校 |
学年 | 氏名 | |
|---|---|---|---|---|---|
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優 秀 賞 |
秋山 佐和子 選 |
花咲けと水まく先に生まるるは ちいさき虹よ命のめぐみ |
大和町立 大和中学校 |
2 |
大友 咲希 |
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皆川 二郎 選 |
年越しに友を胴上げ笑い声 寒い夜空に夢がはじける |
宮城県 古川工業高等学校 |
1 |
鈴木 和希 |
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菊池 孝彦 選 |
連休後大きくなったゆううつが 周りに染みて小さくなりゆく |
大和町立 大和中学校 |
2 |
渥美 奈々 |
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奨 励 賞 |
秋山 佐和子 選 |
好きなこと指を伸ばせば遠ざかる やるべきことが道を埋めてる |
宮城県 岩出山高等学校 |
1 |
菅原 桜 |
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水彩がにじんでしまい意外にも 良い色になる美術の時間 |
三沢市立 堀口中学校 |
2 |
八木田 彩愛 |
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夕焼けに影長くなる自転車で 今日の失敗家まで運ぶ |
学校法人 聖書学園 千葉英和高等学校 |
2 |
大山 隼也 |
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白い息言葉になる前消えてゆく 伝えそびれた気持ちのように |
宮城県 名取高等学校 |
2 |
伊藤 颯流 |
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夜更けまで本音をほどき語り合う 灯りの下の友のぬくもり |
学習院女子 高等科 |
2 |
清水 あかり |
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皆川 二郎 選 |
引退の時は近づくさよならは いわずにいたい夏の放課後 |
大和町立 大和中学校 |
2 |
久保田 彩月 |
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日暮れ時「おつかれさま」の声響く 小春日和の生徒会室 |
徳島市立 高等学校 |
1 | 河野 芳紀 | ||
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夏祭り花火の声とりんごあめ 暗い夜空に炎がはしる |
宮城県 黒川高等学校 |
2 |
小林 駿斗 |
||
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年明けて辺り一面雪景色 気持ち新たに踏み出す一歩 |
学校法人 聖書学園 千葉英和高等学校 |
2 |
澤村 眞凛 |
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|
さざ波に思いをのせて瓶流す 私の気持ち波に任せて |
宮城県 名取高等学校 |
2 |
上杉 拓士 |
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菊池 孝彦 選 |
先輩の過去と恋バナ知ったのは 部誌が売れない間の会話 |
秋田県立 秋田高等学校 |
1 |
佐藤 柚太 |
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帰り道電車の窓に映る顔 知らぬ誰かになっていた夜 |
神戸市立 須磨翔風高等学校 |
1 |
岡崎 莉実 |
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恋せずに静かな朝を選ぶ今 心の波はひとりで足りる |
宮城県 古川工業高等学校 |
2 |
佐々木 瑠凜 |
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|
自転車で坂を下れば冷たい風 それでも速くペダル踏み込む |
宮城県 古川工業高等学校 |
3 |
三塚 あみ |
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|
小説の左手の厚み減っていく 終わらないでと思っているけど |
富谷市立 東向陽台中学校 |
2 |
齋藤 明依 |
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※学年は応募締切時令和8年1月現在のものです。
原阿佐緒賞表彰式
日時:令和8年6月20日(土曜日) 午後1時30分開式
会場:まほろばホール 大会議室
原阿佐緒賞受賞作品展示
| 会期 | 会場 | |
| 1 | 令和8年6月20日(土曜日)・21日(日曜日) | まほろばホール1階 談話ラウンジ |
| 2 | 令和8年6月22日(月曜日)~30日(火曜日) | 大和町役場1階 交流ホール |
過去の受賞作品(一般の部「原阿佐緒賞」のみ)
|
回 |
歌 | お住まい | 氏名 |
|---|---|---|---|
|
第二十六回 |
伊豆沼の命どよめく暁に息のむ妻の肩を抱きぬ | 宮城県 | 川合 進 |
| 第二十五回 | 半壊の蔵よりすくふ奥能登のもろみを絞る陸奥の蔵人 | 群馬県 | 遠藤 幸子 |
| 第二十四回 | 七ツ森といへるやまなみ見えていた父のさいごをみとりし窓に | 宮城県 | 加藤 祐子 |
|
第二十三回 |
秋天に陽だまりのような干し柿よ亡母(はは)のさみしさ今ならわかる |
宮城県 | 安部 律 |
|
第二十二回 |
生れたる牛は牛舎によろけ立ちわが指を吸う舌あたたかし | 群馬県 | 川野 忠夫 |
| 第二十一回 |
泡立てて包めばわづかな母の髪わが子のやうに洗ひてやりぬ |
山形県 | 池村 真理 |
| 第二十回 |
青びかる寒風浴びし干しサンマ荷ほどきすれば汐の匂ひす |
宮城県 |
富澤 秀子 |
| 第十九回 |
明かり消し闇となりたる部屋ぬちに檜の柱ほのかに香る |
宮城県 | 中嶋 良子 |
| 第十八回 |
墨の香に我は旅するいにしえの欧陽詢の書の美しき |
宮城県 | 佐藤 ゆみ子 |
| 第十七回 |
鍬やめて鋤ぐわ買はむ「全壊」の庭の茅の白根掘るため |
宮城県 | 高橋 義仁 |
| 第十六回 |
朝の日に等身大のわが影の映る豚舎のカーテンを上ぐ |
福島県 | 島 悦子 |
| 第十五回 |
大波に果てし人らのたましひの薄日と遊ぶすすき穂の先 |
宮城県 | 北辺 史郎 |
| 第十四回 |
つばくろのひなのごとくに我が母は我れのスプーンに口を開けをり |
宮城県 | 尾形 八重子 |
| 第十三回 |
ちぎりし如防潮堤の津波の跡曝れたるままに又雪が来る |
宮城県 | 佐藤 三代 |
| 第十二回 |
亡き夫のパジャマで編みし布草履素足に履きてシーツ干しをり |
千葉県 | 旭 千代 |
| 第十一回 |
死ぬほどの恋ひとつありと言いおればかなた天より哄笑聞こゆ |
宮城県 | 高橋 美枝子 |
| 第十回 |
秘密基地のごとくに門扉開かれて集団下校の児ら出でてくる |
宮城県 | 大和 昭彦 |
| 第九回 |
船形はわかき山らしドキドキと脈打つように清水湧き出ず |
宮城県 | 畠山 みな子 |
| 第八回 |
母を抱き共に湯槽にひたりたり小さくなりし体ささえて |
宮城県 | 木村 とみ子 |
| 第七回 |
二胡の音にかきみださるる思いあり弓にはげしく来る嫉妬心 |
宮城県 | 高橋 美枝子 |
| 第六回 |
テロのイラク津波のインド洋も渡り来し月かと思ふ晧晧と光る |
宮城県 | 大宮 源一 |
| 第五回 |
卒寿すぎ逝きたる母の骨拾う苦労の欠けらに言葉かけつつ |
宮城県 | 鈴木 蝶次 |
| 第四回 |
深き井戸の中のぞくがに見入りぬ病院ベットのわが初孫を |
青森県 | 久米 新吉 |
| 第三回 |
車イスに座りしままの母なれど 「北国の春」に リズムとりたり |
宮城県 | 戒野 ゆき子 |
| 第二回 |
麻痺の手に絵を描きゐし姉なりき遺作の紅バラ色褪せてきぬ |
宮城県 | 大井 康江 |
| 第一回 |
障害の人らの仕上ぐる注連飾り清やかに藁の匂ひ立つなり |
京都府 | 阪根 まさの |



更新日:2026年06月01日