地域ぐるみでの自主防災活動を推進(吉岡南三丁目自主防災会)
地域ぐるみでの自主防災活動を推進(吉岡南三丁目自主防災会)
吉岡南三丁目自主防災会では、宮城県防災実践力向上支援事業により地区の防災マップを作成しました。
自主防災活動の必要性
ひとたび大規模な災害が発生すると、停電、電話の不通、道路や橋の崩壊、断水、多数の火災が発生するなど、防災関係機関の活動力が著しく低下し、被害者の救助や消火活動には時間を要することが予想されます。また、災害の拡大を防ぐためには、危険や困難が伴う場合がありますが、個人や家庭の力だけではなく、毎日顔を合わせている隣近所の人たちが集まって、互いに協力し合いながら組織的な防災活動に取り組むことが必要です。災害発生時はもちろん、予期せぬ災害の発生に備え、日ごろから地域において自主防災組織の活動をとおして、災害時にお互いが協力し合う体制を整え、被害の軽減を図ることが重要です。
自主防災組織の役割
自主防災組織とは、「自分たちの地域は自分たちで守る」という地域住民の連帯意識に基づき、自主的に結成する組織です。大規模な災害が発生した際、地域住民が的確に行動し被害を最小限に止めるため、日ごろから地域内の安全点検や住民への防災知識の普及・啓発、防災訓練の実施など地震被害に対する備えを行い、また、実際に自信が発生した際には、初期消火活動、被災者の救出・救助、情報の収集や避難所の運営といった活動を行うなど、非常に重要な役割を担っています。
防災実践力を向上
自主防災組織である吉岡南三丁目自主防災会では、県が実施する防災実践力向上支援事業を活用し、町と連携した防災実践力向上に向けた取り組みを行いました。事業は、地域ぐるみの自主防災活動の推進と、自立的かつ持続可能な地域防災体制の構築を図るために実施されています。
事業にあたり、吉岡南三丁目自主防災会は活動テーマを地区の「防災マップ」作成として、自分の住む地域の自主防災を考えようと多くの地区住民が参加しました。令和4年6月から始まり全8回行われた活動では、住民が主体となり自主防災について理解を深めながら、NPO法人防災士会みやぎの防災士がアドバイザーとなり、ワークショップやまち歩きなどを重ねながらマップを完成させました。
今後の自主防災組織について
いつ起こるかわからないのが災害です。その中で、自主的に地域を守る自主防災組織が果たす役割はとても大きいものとなっています。いざというときに力を発揮することは普段からの行動が大切となるため、各自主防災組織でも常日ごろの活動を活性化し、災害発生に備え自主防災力を向上させましょう。
更新日:2024年03月01日