大地震に備えて
大和町内の防災関係の情報掲示板は,災害が発生した場合,発生する恐れがある場合に開設します。
※災害の発生などの情報以外は,書き込みはご遠慮下さい。
2020年までに宮城県沖でマグニチュード7.5~8.0、震度6強前後の大規模地震が約80%の確率で起こるという、大変ショッキングな報告が平成12年に国から出されております。
「必ず来る」と言われる大地震に対し、「自らの生命・財産は、自ら守る」ことが防災の基本です。
過去の教訓を生かして各家庭が十分な備えをしておくこと必要があります。
身近な「大地震」対策について御紹介します。
1、コンクリートブロック塀等の倒壊による被害の防止
地震による被害は、地震の発生時間帯やその時の気象条件・季節などにより大きくことなります。
昭和53年の宮城県沖地震では、帰宅者が多くなる夕方に発生しました。そのため県内の全死亡者27人中16人はコンクリートブロック塀、石塀、門柱などの倒壊による犠牲者でした。
現在でも、地震による倒壊の恐れのある危険なブロック塀等があります。早急に解消する必要があります。
2、家具等の転倒による被害の防止
平成7年に発生した阪神・淡路大震災は、早朝6時前に発生したため、多くの人は就寝中でした。
そのため、幸いにして家屋の倒壊は免れたものの、家具や大型家電製品などの転倒で多くの方が負傷しました。
高齢者の方の中には、このけがをきっかけに寝たきりの生活になってしまった人もいました。
また、家具などが倒れると、逃げ道がふさがれたり、救命救助に支障が生じるという「怖い状況」に陥ることも予想されます。
家具などの配置の工夫とともに、金具による固定などの転倒防止対策も早急に行う必要があります。
家具の配置の工夫
- 家具との関係で安全な就寝の位置は、家具の側方で、家具が転倒しても下敷きにならない方向です。
- 台の上になどに乗せたテレビなどは飛び出す可能性があるので、就寝位置には注意が必要です。
- 出入り口付近に家具を置くと、避難路が遮られることがあるので、家具を置かないほうが良いです。
3、電話回線や携帯電話の不通への対応
大規模な地震などが発生しますと、安否確認、見舞、問合せなどの電話が爆発的に増加し、電話がつながり難い状況(電話ふくそう)が1日~数日間続きます。
5月26日の大地震の際にも、発生直後から普通の電話、携帯電話ともに通話できない状態となりました。
先の阪神・淡路大震災では、電話ふくそうが5日間続きました。
110番や119番は、災害時にも優先的に通話ができるようになっています。
また、公衆電話も災害時にも比較的に通話がしやすいようになっています。
しかし災害発生時の通話は救命救助の要請や災害情報の通話を優先し、安否の問い合わせなどは、差し控えるようにしましょう。
家族で、災害発生時に伝言を残す場所や集まる場所を決めておくのも一つの方法です。
また、NTT東日本が災害発生時に運用する、災害用伝言ダイヤル「171」忘れてい・な・いを活用するのも有効な方法の一つです。
4、家族でチェック! 日頃のそなえ、非常持ち出し品
- 携帯用飲料水(成人一人一日分で約2リットル)
- 食品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
- 貴重品
- 救急用品
- ヘルメット
- 防災ずきん、帽子
- 軍手(厚手の手袋)
- 懐中電灯
- 衣類(セーターなど)
- 下着
- 毛布
- 携帯ラジオ・予備電池、
- マッチ・ろうそく(防水処理)
- 使い捨てカイロ
- ウェットティッシュ
- 筆記用具
- 常備薬
更新日:2024年03月01日