たいわデイズ ものがたりは日常で生まれる-令和4年3月号

更新日:2024年03月01日

文化財を守り伝えるために

茶の間の囲炉裏に置かれている火の絵をあしらったボードに向けて、消化器を持ってホースを向けている女性の写真

 1月26日(水曜日)第68回文化財防火デーに合わせ、町指定文化財である旧宮床伊達家住宅で防火訓練が行われました。
 文化財防火デーは、昭和24年に法隆寺金堂壁画が火災で焼損したことを教訓として制定され、毎年全国各地で防火訓練が行われています。
 当日は、旧宮床伊達家住宅の茶の間での火災発生を想定し、初期消火や避難・通報訓練が行われました。参加者の眼差しは真剣そのもので、万が一の災害から文化財を守るという心構えが感じられました。

伝統の火灯る どんと祭

夜になった神社の境内で御神火を囲んでいる消防隊員の皆さんの写真

 1月14日(金曜日)神社の境内などで持ち寄った正月飾りを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願する「どんと祭」が町内各地で行われました。
 「どんと祭」は宮城県を中心とした地域で呼ばれる祭りの呼称で、江戸時代後半には行われていたといわれています。
 地域によっては、白ハチマキ、白さらしを巻き、白足袋・わらじの装束で、含み紙を口にくわえ、提灯を手に参拝する裸参りを行う風習もあります。

雪かきで高齢世帯の支えに

雪が積もった民家の傍で、雪かきの道具を手に除雪活動をしているボランティアの皆さんの写真

 1月15日(土曜日)吉田沢渡地区で、地域の高齢者宅2軒の除雪ボランティアが行われました。
 活動は、大和町社会福祉協議会のボランティアセンターが企画し、昨年除雪用具を寄贈した仙台北部地区郵便局長会の皆さんが中心となり実施されました。
 参加した田中富谷成田郵便局長は「1人暮らしや高齢の方がいる地域のために、少しでも力になりたい」と参加への思いを話してくれました。

交流と伝統 宮床羽織袴の会

畳の和室で、赤い衣装を着た神主が祈祷をしている様子を座って見ている羽織袴や留袖で正装した参加者の皆さんの写真

 1月22日(土曜日)第25回宮床羽織袴の会が、旧宮床伊達家住宅と宮床基幹集落センターで開催され、会員など約15人が参加しました。
 会は、歌人原阿佐緒を題材としたテレビドラマに地区の住民などが羽織袴姿で出演したことをきっかけに結成され、宮床地区の交流と伝統の継承を目的に活動しています。
 当日は、羽織袴や留袖で正装した参加者が新春の祈祷を受け、一年間の無病息災と地域の繁栄が祈られました。

祝百歳!松澤トシさん

グループホームの一室で車椅子に座ってお祝い品を持っている百歳を迎えた女性と、周りを囲む施設職員の皆さんとの記念写真

 1月12日(水曜日)グループホームなんてん吉岡に入所する松澤トシさんが満100歳を迎え、施設職員と長寿を祝いました。
 トシさんは、5人兄弟の末っ子として埼玉県で生まれ、子1人、孫2人の家族に恵まれました。若いころは石巻で看護助手として働き、天気が良い日は趣味の家庭菜園や庭いじりを欠かさずにしていました。
 ご家族は「これからも元気で長生きしてください」とトシさんへメッセージをおくりました。

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