大和町「まほろば百選」 タンガラ森考

更新日:2024年03月01日

タンガラ森考

七ツ森の七薬師信仰を考える上で注目すべき点は七ツ森のそばにある「タンガラ森」の存在である。タンガラ森の山頂には文殊菩薩像(もんじゅぼさつぞう)が安置されているが「文殊菩薩」とは「薬師如来の脇侍(セットでおかれることが多い)の仏像」であり、その意味で七ツ森とタンガラ森は密接不可分の関係にある。

七薬師と文殊菩薩、七ツ森とタンガラ森、まことに知性と情緒の深み、想像力の豊かさを感じる構図である。自然と人間と薬師如来をめぐる信仰のドラマが1000年の時間の帯の中に無数に綴られている、そんな思いにもなるのである。

そして、七ツ森とは、そういったドラマの天与の舞台であり、宝庫であることに改めて気づかされるのである。

(まほろば百選~未来への伝言~第三刊《七ツ森編》より)

空に雲が立ち込めている七ツ森とタンガラ森の写真

時に神秘的な姿を見せる七ツ森

吉岡まほろばより眺める七ツ森の写真

写真では七ツ森の右側にある小さい山がタンガラ森です。

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