大和町「まほろば百選」 伝説と信仰の山・七ツ森

更新日:2024年03月01日

伝説と信仰の山・七ツ森

伝説

古い呼び名は七巍峰といい、中国の名峰九巍峰になぞられ、4代藩主伊達綱村公が「この地を七巍峰と称すべし〈封内名跡誌〉」といったことによるとされている。

七ツ森の生い立ちに関しては次のような民話がある。

昔、朝比奈三郎という力持ちがいて、弓の稽古の的にする山を造ろうと思った。隣郡の鹿島台町から土を掘ってタンガラ(背負いカゴ)に入れ、7回運んでドサリ、ドサリと置いた場所が七ツ森になった。そして、土を掘り採った跡に水がたまったのが品井沼で、三郎が歩いた跡が吉田川というわけである。

遂倉山と並んで北西方向にチョコンと突き出た三角の山はタンガラ森(220メートル)であるが、七ツ森の仲間から外されている。七ツ森を作り終えた三郎がタンガラについた土を払い落とした時にできたオマケの山と民話では伝えている。

(まほろば百選~未来への伝言~第三刊《七ツ森編》より)

地平がピンクに染まった朝焼けの七ツ森の写真

七ツ森は朝比奈三郎が作ったものなのか?

二人の子供がふるさとの民話「七つ森」を開いている写真

民話は子どもたちへと受け継がれていきます。

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